10月25日午前 「能」のはなし

        観世流能楽師 山下あさの 講師  

 

 午前は山下先生より「能」についてのお話を伺いました。

 

 能は寺や神社で舞う宗教儀礼として存在していましたが、江戸時代に武家の式楽として、武士のたしなみとして、

必須のものになりました。

町人の能楽師の中には、女性の能楽師もいたそうです。

 

 先生は、正装で(黒紋付に袴、扇子)来ていただきました。

 この後、能の作品の一つ「高砂」についての説明があり、皆で謡ってみることになりました。

発声練習の後、先生の謡われた後を同じ調子で繰り返します。なかなかうまくはいきませんが、半年ほど練習をすると少し声が出るようになるそうです。

 能は難解なようですが、ルールやストーリーを理解していくと楽しめるそうです。伊勢物語についても解説いただきましたが、楽しむには時間がかかりそうです。

 

 興味のある方は、先生のホームページ等ご覧ください。

またYouTubeにて、新作能「寿椿」を見ることができます。

 

 

 

 

 

10月25日午後 「笑いと健康」

大阪府レクリエーション協会 島野哲司 講師

 午後からは、島野先生による「笑いと健康」の講義です。

 

 初めにランダムに並べられた数字を1から見つけるゲームや、新聞の記事にあるひらがなから、「あいうえお」を見つけ出す脳トレを行いました。

 

 そのあと、長い自粛生活で筋力も筋肉も免疫力も低下していることから、「ながら運動」を紹介いただきました。片足立ちや足ふみ、買い物袋でのスクワットなど、生活の中で簡単に運動を取り入れることを教えていただきました。

久しぶりの片足立ちはふらつく人も多く、椅子の背を持つことで安全に行うことができました。


 最後にニュースポーツ「ボッチャ」を体験しました。東京パラリンピックの競技にも採用され、感動された方も多いと思いますが、まだまだ実際に触れる機会が少ない競技です。

 老若男女問わず行える競技で、まず先生よりルールの説明があり、さっそく試合形式で青組紅組に分かれて競いました。思ったところになかなかうまくボールが転がりませんでしたが、両組とも楽しく体験できました