午前は山下先生より「能」についてのお話を伺いました。
能は寺や神社で舞う宗教儀礼として存在していましたが、江戸時代に武家の式楽として、武士のたしなみとして、
必須のものになりました。
町人の能楽師の中には、女性の能楽師もいたそうです。
先生は、正装で(黒紋付に袴、扇子)来ていただきました。
この後、能の作品の一つ「高砂」についての説明があり、皆で謡ってみることになりました。
発声練習の後、先生の謡われた後を同じ調子で繰り返します。なかなかうまくはいきませんが、半年ほど練習をすると少し声が出るようになるそうです。
能は難解なようですが、ルールやストーリーを理解していくと楽しめるそうです。伊勢物語についても解説いただきましたが、楽しむには時間がかかりそうです。
興味のある方は、先生のホームページ等ご覧ください。
またYouTubeにて、新作能「寿椿」を見ることができます。
午後からは、島野先生による「笑いと健康」の講義です。
初めにランダムに並べられた数字を1から見つけるゲームや、新聞の記事にあるひらがなから、「あいうえお」を見つけ出す脳トレを行いました。
そのあと、長い自粛生活で筋力も筋肉も免疫力も低下していることから、「ながら運動」を紹介いただきました。片足立ちや足ふみ、買い物袋でのスクワットなど、生活の中で簡単に運動を取り入れることを教えていただきました。
久しぶりの片足立ちはふらつく人も多く、椅子の背を持つことで安全に行うことができました。
最後にニュースポーツ「ボッチャ」を体験しました。東京パラリンピックの競技にも採用され、感動された方も多いと思いますが、まだまだ実際に触れる機会が少ない競技です。
老若男女問わず行える競技で、まず先生よりルールの説明があり、さっそく試合形式で青組紅組に分かれて競いました。思ったところになかなかうまくボールが転がりませんでしたが、両組とも楽しく体験できました。
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